初めてパソコンのユーザーになって一番戸惑うのがキーボードからの文字入力でしょう。事実、挫折する方のほとんどが、文字をうまく打てない・時間がかかる等の共通の悩みを語っています。せっかく、前項で日本語入力を学んだわけですから、少々回り道してキーボードの練習をしてみましょう。
初心者には、なかなかローマ字入力は、なじめいものです。
しかし、仮名は50音の位置を覚えなくてはならないのに対し、アルファベットですと26文字で済みますので実に簡単です。仮名打ちに徹している方も良い機会ですのでチャレンジしてみて下さい。
一度に多くを期待しても良い結果は得られません。じみちにコツコツやりましょう。と言うことで両手打ちに挑戦しましょう。
◆両手で打つ
キーボード中央のFとJに印が付いています。(旧タイプには無い物もあります)ここに左右の中指を置いて下さい。
自然にキーボード全体をそれぞれの指で触ることができます。
これをホームポジションと言います。
指がキーボードから離れないため、指の位置感覚だけで入力ができますので、キーボードを見なくても速く確実なタイプが可能です。(ブラインドタッチ)
パソコン検定やワープロ検定では、どのキーがどの指と決まっている様ですが、そこまでやるとなかなか覚えるのに大変ですので、今回は「キーボードの両はじは小指で打つ!」に、徹底してチャレンジしましょう。
自然に中央近くの文字は残りの指で打てるようになります。
練習課題はA〜Zまでのアルファベット!
ワープロソフトを開きIME2000のツールバーで英数を選択します。左手小指のAから始まりです。A〜Gまでは左手パート、HからPまでは右手パート、UとYを除く残りは左手パートと分解しながら練習すると良いでしょう。
♪A・B・C・Dの歌でも唄いながらリズム良く練習しましょう。間違っても訂正する必要はありません。どんどん、打ちましょう!あとで気づくと正しいキーの隣を打ってたということが、かなりあります。慣れてくるにしたがって、ミスタイプも少なくなりますので、ご安心を。
最初のうちキーボードの文字を探しながらの練習になると思いますが、ホームポジションの形を崩さない様に両手を手前に引き、探すのが良い方法です。1分間に、A〜Zを打てることを目標に頑張って下さい。
1回の練習は5分から10分程度!
それ以上やっても、疲れたり飽きたりと効果はありません。
毎日やることを、おすすめします。1週間で満足いくレベルまで上達します。
◆ローマ字でひらがな打ちに挑戦
IME2000のツールバーでひらがなを選択します。通常はローマ字入力が設定されていますが、Aを打ったとき「あ」が表示されない場合は、ツールバー右端の「KANAボタン」またはプロパティを確認して下さい。
アルファベットがマスターできていれば、比較的簡単です。(ローマ字を忘れてしまった方は苦労しますが)あ〜んまで同様に練習しましょう。(んを入力する場合はNを2回押します。ご存知でしたか。)
♪童謡・演歌等ゆっくりしたテンポの歌でも唄いながらタイプしてみましょう。その際、漢字変換は不要です。同じ曲で自分が満足いくまで練習しましょう。
◆いよいよ漢字変換へ!
文節ごとにスペースまたは変換を打つことで漢字変換ができます。
ほとんどの方はご存知ですよね!
上記が自分で満足いけば、今回は本番です!日本語入力システムを良く理解し、はがき印刷や案内文にチャレンジして下さい。
ちなみに私の最速は、A〜Zまで1分間に7回半でした。ご夫婦で、又はお子さんやお孫さんと競争するのも面白いかもしれませんね。
|